龟山耕一郎,東京芸術大学音楽学部作曲科を卒業後、音楽事務所に所属してシンセサイザーのオペレーターを務めながら、映像作品の音楽を手掛けるようになる。1994年に独立。1996年に『激走戦隊カーレンジャー』の挿入歌を作曲して以来、スーパー戦隊シリーズの主題歌や挿入歌を手掛けるようになる(曲によっては編曲のみ担当することもある)。スーパー戦隊シリーズには『轟轟戦隊ボウケンジャー』まで、『忍風戦隊ハリケンジャー』を除く各作品に参加し、その後の『侍戦隊シンケンジャー』以降の作品にも挿入歌やキャラクターソングなどの編曲で携わる他、近年ではプリキュアシリーズやジュエルペットシリーズなどの女児向けアニメの主題歌の編曲にも携わる。学生時代にはバンドを組んでいた経験もあり、クラシック音楽からポピュラー音楽まで幅広い知識を駆使した作曲が特徴。2000年に音楽を担当した『未来戦隊タイムレンジャー』では主題歌も作曲。オープニングテーマ「JIKU〜未来戦隊タイムレンジャー〜」は亀山自身が強く影響を受けているプログレッシブ・ロックの曲調を前面に打ち出したことでスタッフに強いインパクトを与えることになり、同時に作った「時の彼方へ」が一度はオープニングに決定したものの、数日後に「よりインパクトの強い方をオープニングに」との意向で逆転したという逸話がある。最近ではプロレスリング・ノアのプロレスラー、ムシキング・ジョーカーの入場テーマを作曲。こちらも「ヒーローに対する悪」をイメージさせる特撮の劇中曲のような仕上がりになっている。