牛尾宪辅,"よるソロユニットである。ソニー・ミュージックアーティスツ所属。agraph名義での活動のほか、電気グルーヴのサポートメンバーや、バンドLAMAのメンバー、また牛尾憲輔名義での劇伴制作なども手掛けている。それらについても本項で記述する。音楽教室の家に生まれ、幼稚園の頃からピアノを習う。中学ではピアノと並行して、ヤマハのEOS-B900にて打ち込みを始めた。大学では、音楽と現代芸術を専攻。そこでPro Toolsに触れ、在学中よりPro Toolsのオペレーターとして活動する。2003年、20歳の頃、渋谷「WOMB」にて石野卓球がホストを務めるテクノイベント「STERNE」に行った際、偶然バーにいた本人に直接話しかける。ファンであることや、Pro Toolsのオペレーターであること、音楽業界に入りたいことなどを話した所、石野がちょうどスタッフを欲していたためタイミングが合い、その1ヶ月後より音源制作にスタッフとして迎え入れられる。その後石野個人の制作サポートのほか、電気グルーヴやDISCO TWINS、RYUKYUDISKOらのテクニカル・エンジニアとして音源制作のキャリアを積む。ソロアーティストとしては、2007年、石野卓球が主宰するレーベル『platik』からリリースされたコンピレーションアルバム『Gathering Traxx Vol.1』にkensuke ushio名義の初の楽曲『colours』が収録される。2008年12月3日、ファーストアルバム『a day, phases』がki/oon recordよりリリース。2010年11月3日には、セカンドアルバム『equal』がリリースされた。同年行われたUnderworldの来日公演では、オープニングアクトに抜擢される。2011年、元SUPERCARの中村弘二(iLL)、フルカワミキ、元ナンバーガールの田渕ひさ子とともに新バンド『LAMA』を始動。2012年以降は、電気グルーヴのライブメンバーとして、ステージ上でのサポートも行っている。2014年には、湯浅政明監督作『ピンポン THE ANIMATION』にて音楽を担当。2016年2月3日、3rdアルバム『the shader』が発売。同年9月公開の山田尚子監督作『映画 聲の形』では、自身初となる映画作品の劇伴を手がけた。"