小林治,日本のアニメーター、アニメ監督、演出家である。東京都府中市出身、亜細亜堂所属。『BECK』や『Paradise Kiss』を監督した小林治とは、同姓同名の別人である。小林 おさむの表記もある。1963年、東映動画(現:東映アニメーション)に入社する。同期には芝山努など。Aプロダクション(現:シンエイ動画)に移籍後も芝山とコンビで『ど根性ガエル』などで作画監督を担当。1978年、芝山らと亜細亜堂を設立する。2010年5月13日、さいたま地方検察庁によって、自らが代表取締役を務めるダップインターナショナル(亜細亜堂の子会社)とともに法人税法違反(脱税)の罪で在宅起訴された。起訴状によると、小林は、2006年8月期から3年間、同社の所得が計約1億8,000万円だったにもかかわらず、外注費を水増し計上するなど虚偽の申告をして法人税約4,800万円を脱税したとされる。2010年8月、さいたま地方裁判所はダップ社に罰金1,500万、代表取締役小林治に懲役1年執行猶予3年を言い渡した(その後確定)。ダップ社は同年8月31日に株主総会で会社清算を決定し、小林は清算人となった。