六角商事の重役夫人として毎日何不自由ない生活を送る坂崎静は、夫の聡治がドイツへ長期出張する日、いつになく充ちたりた朝をむかえた。この日、聡治は大学に通う甥で社長の息子六角陽介からの紹介で面接試験にきていた中田修一を、静との瞬時を惜しむあまり、面接もせずに追い帰してしまった。修一は、夫と連れたってでていく静の美しさにふと心を奪われた。まもなく修一は、六角家のパーティーで静に紹介された。その帰り、静を送る車の中で、修一は自ら陽介の子分であることを告げ、賭けごとで日々を送っていることを話す。だが静は、修一の態度が青年特有の自虐的ポーズであることを知ると同時に、彼の中に自分はすでに失いつつある青春が息づいているのをみた。静が、ドイツで夫と生活するためにドイツ語をならいたいと思っている事を知った修一は自ら家庭教師をかってでた。陽介はそんな二人を見るにつけ激しく...
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