厚生福祉省に勤める浅井恒子(名取裕子)は、女性・子育て支援局の次長として活躍するやり手のキャリア・ウーマン。 部下である総務課長の沼袋(金田明夫)に対するあたりは厳しいが、「少子化」をテーマにした恒子の講演会は、笑えて為になると常に評判だ。 夫の英夫(伊藤洋三郎)は一応小説家だったが、若い頃に大きな文学賞を受賞して以来全く小説が書けず、家計は全て恒子が支えていた。 そんなある日、恒子は突然出張先で英夫が亡くなったことを知らされる。長年心臓に持病を抱えていたが、心筋梗塞を起こしてしまったのだという。 しかも恒子は葬儀後、義妹の博美(川上麻衣子)から意外なことを聞かされる。 なんと英夫は大塚で倒れ亡くなったというのだ。馴染みのない大塚になぜ英夫はいたのか…?全く心当たりがない恒子は引っ掛かるものを感じる。 しかし、英夫が倒れた際近くの薬局の店主が救急車を...
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