さらなる進化を遂げたコクーン歌舞伎の原点! チケット即完の舞台が、かつてない魅力を放つ映像作品に 歌舞伎の古典演目を、新たに現代的な感覚で描くコクーン歌舞伎。 2016年に第15弾として上演された『四谷怪談』がついにスクリーンに登場します。 コクーン歌舞伎が醸し出す芝居小屋の臨場感を様々な視点で切り取り映像化。 細微な音響効果も加わり、あたかもその場にいたような感覚に。 現代と江戸末期の町が激しく交差する、新たな四谷怪談の世界がスクリーンに広がります。 人間の欲と弱さ、そして怖ろしさが渦巻く 新たな『四谷怪談』 刹那的に己の欲に生きる伊右衛門(獅童)、 執着心から罪を犯す直助権兵衛(勘九郎)、 男たちに翻弄され哀しき運命を辿るお袖(七之助)、 そして怨みをつのらせ亡霊となって復讐するお岩(扇雀)。 本能と欲が渦巻く混沌たる物語―― 『四谷怪談』はお岩一人の恨みを描いた物語ではない。 世の中全部が怪談だよと南北がささやいている。 現代も気が付けば、亡霊ばかりが街を行きかう。 無数の怨念がなだれ込む『四谷怪談』は、 あの世もこの世もひっくるめて、怪なる世界へ変貌する。 南北はあの世で高笑いするだろうか。
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