大手繊維メーカー“古川紡績”本社ビル内のトイレで男性の絞殺遺体が発見され、新宿西署の牛尾正直刑事(片岡鶴太郎)は現場に急行した。その夜、本社ビルでは古川紡績の創業記念パーティーが開催されており、会長の江頭啓造(鶴田忍)、その息子で社長の克己(永岡佑)を始めとした役員、大勢の来賓や関係者たちが出席していた。 遺体の身元は、取引先の渉外部長だった脇田典幸(堀内正美)。妻・琴江(原日出子)によると、脇田は2年前に脳梗塞を患い、リハビリを経て復帰したものの、半年前に退職。現在は故郷の長野・松本で静かな生活を送っていたという。事件当日は、元部下から仲人を頼まれての打ち合わせで上京しており、パーティーにはその部下に誘われて立ち寄っただけだったとわかる。また、脇田の宿泊先のビジネスホテルのロビーで、彼の帰りを待っていた男がいたようだが、正体は不明だった。 捜査をは...
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