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悪魔の顔海报封面图

悪魔の顔

1957-05-09日本上映 / 101分钟
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简介

土地の顔役古島辰造と阿久津正武とは、「パール街」という繁華街の利権をめぐって鋭く対立しており、そのために善良な「パール街」の人たちはそのとばっちりを受けて、いつも泣かされていた。辰造の息子でG大の学生菊男は、父親の非道にたまらない嫌悪を感じていた。そんな菊男に、バア「ドリーム」の娘で幼馴染みの由利は愛情を感じていた。彼もまた、ひそかに由利を愛していた。それだけに、由利たちを暴力によって不当に苦しめる父親が、余計に堪えられないのであった。そんな或る日、またまた辰造と阿久津の小競り合いで、「パール街」の人々が迷惑を受けているのをみた菊男は、ついにたまりかねて弁護士の許を訪ね、自分が証人に立つから、父の非行を法廷に持出してくれと頼んだ。この話は直ぐ辰造の耳に入り、烈火の如く怒った辰造は子分の鉄火定に、菊男の指をツメさせろ、と命じた。しかし、人のいい鉄火定は、自分の指をツメて、その場をとりつくろった。それと前後して、辰造の妻浜枝と、市会議員藤木との情事が明るみに出た。辰造の怒りは、前にもまして凄かった。彼は浜枝をドスでたたき斬ろうとした。だが、菊男が身を挺して浜技を逃した。しかし、母の醜行を知った菊男は、絶望して家を飛出し、由利のバアを訪ねた。由利は、暖かく彼を迎えた。その由利も、菊男が今後の身の振り方を相談しに先輩のところへ出かけた後に、辰造と阿久津の対立の渦に捲き込まれ、阿久津側の拳銃に惨死してしまった。菊男の憤りは頂点に達した。彼は父親を殺そうと決意した。そして、辰造を待ち伏せてしているところへ、それより早く阿久津一家のものが、辰造に襲いかかった。暗夜の大乱闘の末、菊男が刺したのは、阿久津一家のジャックの六だった。翌朝、警察へ連行される菊男に、辰造は立派な古島の二代目が出来た、と喜ぶのであった。その喜びの言葉を空しく聞き流した菊男の眼に、由利の葬儀へのささやかな花輪が映った。--強風は烈しく吹きまくって、今日もまた「パール街」には、暴力がわがもの顔に押通っている……

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