これまで数多くの短編作品を監督し、「FRESH MINT」であいち国際女性映画祭の短編部門準グランプリ、観客賞を受賞した吉田真由香の初長編監督作品。自分の意思を主張することなく、親が敷いたレール通りの人生を歩んできた28歳の芽衣。ある日、芽衣が上司からセクハラを受けていることを知った父親は強引に仕事を辞めさせる。近所のブティックでアルバイトをすることとなった芽衣は、大学の先輩・及川と偶然出会い、何度か会ううちに次第に好意を抱くようになっていく。しかし、及川には妻子がいることを知った芽衣は頭を悩ませながらも、その感情を抑えることができずにいた。そんなある日、芽衣は自分が妊娠していることに気づく。