自宅と隣接するレストランを父から引き継ぎ経営している武。妹の茉凛が看板娘となり、母・久海は父・幾多郎の介助をしながら時々店を手伝っていた。仕入れを終えた兄妹が店を開店すれば、地元の人達で店内は賑わった。 茉凛は交際相手・優生の子を身籠っており、ふたりの結婚式が行われた。式には優生の兄・一義が出席するということだったが、まだその姿はなかった。一義は武のかつての恋人で、7年前にイタリアへ修行に旅立ったのだった。 やがて会場に一義が現れた。7年ぶりの再会に、武の胸は高まった。両家揃っての記念撮影で、ふたりは隣に並び、その手は後ろでそっと繋がれた。離れ離れになる前、浜辺で愛しあったことを思い出した。 式の後、ふたりは原生林に停めた車中にいた。式のために帰国した一義の滞在期間は2週間だという。しばしの沈黙のあと、一義は武に口づけし、ずっと会いたかったと愛撫した。武が車を飛び出すと、一義は追いかけて抱きしめ彼への思いを口にした。武は一義に身を委ねた…
影视行业信息《免责声明》I 违法和不良信息举报电话:4006018900