警視庁鉄道捜査隊の主任・花村乃里子(沢口靖子)は、自分が所属する東京駅分駐所で大学時代の同期生・井口勲(松村雄基)と十年ぶりに顔を合わせる。井口は痴漢騒ぎに巻き込まれ女子高生と口論になったらしい。 疑いが晴れた井口の話によると、仲間と始めた経済雑誌がうまくいかず、いまはフリーの経営コンサルタントをしているという。二人は再会を約束して別れたのだった。 翌朝、東京都内の私鉄沿線の線路際で若い女の死体が発見され、乃里子は後輩の久我(野村祐人)らと現場に急行する。女の首には紐状のもので絞められた痕があり、バッグや靴が見つからないことから、別の場所で殺されて運ばれたと推察された。 乃里子や所轄署の森本刑事(萩原流行)が聞き込みを行った結果、被害者の身許が判明した。現場近くのマンションに住むOLの橋爪亜希(根本はるみ)だった。亜希の自室には何者かと争った痕跡があり、床には凶器とおぼしきストッキングが投げ捨ててあった。殺されたのは前夜の9時から11時の間と推定された。 乃里子は久我とともに亜希の足取りを追って山形へと向かう。 その夜、乃里子は宿泊先のホテルで、数人のコンパニオンを連れた文子を見かける。ホテルの関係者によると、地元の県会議員・関口(小西博之)を励ます会があり、コンパニオンはそのために用意されたものだという。さらに、文子は関口の実の姉だということを乃里子は知る。 会場を覗いた乃里子は、文子がまるで妻のように関口の世話を焼いているのを目に留める。そして、会場の隅には関口の妻の君子(小沢真珠)が寂しげに佇んでいたのだった。。。
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