鴨志田新一(伊東四朗)は、警視庁東王子署の警部補。別れた妻との間にもうけた娘・岡崎真実(羽田美智子)は警察庁刑事局のエリート警視だが、鴨志田と真実が実の親子だということは、2人の職場の人間は誰も知らない…。 鴨志田は、姉小路行人の叔母・三浦由紀子(田島令子)と弁護士の武居昭一(正名僕蔵)に誘われて、地元・王子出身の人気マジシャン・我妻弘樹(宮本大誠)の公演を観に行くことに…。我妻はイリュージョンマジックでは日本で第一人者らしく、アメリカに進出するため今回の公演は地元での“さよなら公演”なのだという。 なかなかのプレミアチケットらしくドレスアップしたセレブたちでにぎわう会場の中で、鴨志田はバッタリ真実と遭遇。真実は、高校時代の後輩であるネットニュース記者・皆月純子(前田亜季)にチケットを取ってもらったという。 ところが、ステージのクライマックス、イリュージョンの最中に我妻が倒れ、そのまま絶命してしまったから会場は騒然! その後、死因は毒物による急性心不全と判明し、小道具の剣から微量のトリカブトが検出された。我妻は死の直前、その剣を飲み込んでみせるイリュージョンを披露していた。 我妻の娘で大学生の玲奈(阿部純子)から、涙ながらに父を殺した犯人を突き止めてくれと頼まれた東王子署の刑事たちは、捜査に奔走。会場の防犯カメラ映像の中に、怪しい男の姿を発見する。その男は開演前に我妻の楽屋を訪ね、追い出されるようにして会場を去っていた。鴨志田は、その映像の男に見覚えがあった…。毎月のように鴨志田が購入している、地元タウン誌“田端文士村通信”の編集長・本宮公一(石倉三郎)だったのだ。だが、本宮はタウン誌への広告掲出を我妻に頼みに行っただけだと話す。 そんな中、純子が産業総務大臣・池谷昇(加納竜)の妻・良美(原久美子)と我妻の不倫関係を匂わせるネットニュースを発信し、世間の注目を集める。激怒した池谷から圧力をかけられた真実は、自分が責任を持って真実を明らかにすると宣言し、鴨志田とともに捜査を開始。なんと、本宮と純子が実の父娘だったことを突き止める。本宮は3年前まで大手新聞社の社会部デスクを務めていたが、女子大生ストーカー殺人に関する誤報の責任を取って職を辞したことも判明。その事件の被害者が、我妻の熱狂的なファンだった事実も浮上するが…!?
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