許嫁織女を狙う内藤甚吾によって航海中海に突き落された黒潮太郎は密輸船に救われた。だが嵐で船は難破。三人の男と無人島に流れついた。仲間の三人、正之進は、小田原藩士の娘八重のことを、助左衛門は江戸駒形河岸で捨てた子民太郎のことを、文次郎は妹のお弓を気にかけて死んでいった。運よく通り掛かった船に助けられた太郎は島で見つけた財宝を抱いていた。江戸へ出た太郎は、遊び人仙太と知り合いになり彼の紹介で女占い師白蘭に会う。占いより御用聞の吉兵衛を訪れお弓のことを訊ねたが、この男こそ文次郎の恨みの男だった。文次郎に質屋殺しの罪を着せ、妹お弓を叩き売ったのだ。吉兵衛は旧悪がばれてはと殺し屋を使うが、太郎は中津川京之介と名乗る武士に助太刀を受け、騒ぎの最中に白蘭がお弓であるのを知った。憤然、太郎は吉兵衛を捕え奉行所に突き出した。そして少田原へ向う途中、郡上藩士西村三平が暴...
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