あの連続テレビ小説「ちゅらさん」が戻ってきた! 本編で誕生した7組の夫婦を軸に、「夫婦」「家族」を見つめていくハートフル・ヒューマンドラマ。 〔第1回〕「ハイタイ!恵里、元気です」 恵里は文也と息子・和也とともに、故郷沖縄の小浜島で「島の保健室」を開いている。幸せに暮らす恵里たちだが、文也は本格的に島で医療を続けていくため、3年間東京に戻って地域医療を学びたいと考えていた。そんな矢先、恵里は弟の嫁・祥子に呼ばれて、和也を連れ那覇の古波蔵家を訪ねる。家族で話し合ううちに、なぜか恵里・勝子・祥子・おばぁの「女組」対恵文・恵達の「男組」、という構図ができてしまう…。勝子は、恵里と祥子、和也を連れての東京行きを宣言する。 〔第2回〕「対決!男(いきが)対女(いなぐ)」 恵里・勝子・祥子の女組を迎えた一風館では、女同士のゆんたく(おしゃべり)が盛り上がる。那覇に取り残された恵文と恵達の男組は、こうなったら男達だけで楽しくやろうと、小浜島の文也のもとに押しかけ、ビーチパーティーで盛り上がる。それを知った勝子は、電話で恵文を一喝する。一方、かつての勤め先・北栄総合病院を訪れ、奈々子について訪問看護の現場を見学した恵里は、なにかに打たれたように感激する。一風館には、旅に出ていた恵尚が新商品のスポンサー・新城たけしを連れてやって来た…。 〔第3回〕「兄ぃ兄ぃの涙(なだ)」 自分の連れてきたスポンサー・新城たけしが実の父だと勝子に打ち明けられて、恵里の兄・恵尚は大きな衝撃を受ける。恵文は、恵尚と奈々子、恵里、恵達を連れて改めて新城に会いに行く…。小浜に戻ってからも訪問看護が心に引っかかっている恵里は、東京で訪問看護師としてもう一度学び直したいと文也に打ち明ける。自らも東京で医師として学び直すつもりだった文也も賛成。必ず帰ってくるという思いを胸に、恵里と文也、和也の3人は、島の人々に見送られながら、小浜島を後にするのだった。 〔第4回〕「それぞれの出立(んじたち)」 東京での生活が再び始まった。再就職した恵里は訪問看護師として、心臓を病んでいる紺野真知子の家に通うことになった。訪問看護は家族の協力があってこそと考える恵里は、自分が訪れると必ず外出してしまう真知子の夫・渉の行動が理解できない。ある日恵里は思わず渉に「手伝わなくてもいいから一緒に見守ってほしい」と言ってしまう。数日後、訪問看護科に紺野真知子から電話がかかってきた。恵里を自分の担当からかえてほしい、という内容だった。 〔第5回〕「太陽(ていだ)のように」 恵里は、訪問看護先の患者・真知子から「担当を代えてほしい」と言われショックを受けるが、心を奮い立たせ精一杯明るく真知子の看護を続ける。そんな恵里に文也は「恵里らしいやりかたで努力していけば、きっと心は通じるよ」と励ますのだった。それでも恵里は、訪問看護の時、なぜ真知子が渉を遠ざけるのか疑問に思う。悩む恵里に管理人のみづえは、「いくら夫婦でも、妻は夫の前では女でいたいものよ」と語る。そんなある日、真知子は恵里の前でこれまでにない表情を見せる。 〔第6回〕「おばぁの祝宴(すーじ)」 恵里のもとに突然「真知子が亡くなった」という知らせが入る。悲しみに沈む恵里に、真知子の夫・渉は「妻はあなたに会えて本当によかった。もし私が病気になったら、私も恵里さんにお願いしたい」と話し、恵里は真知子のことを一生忘れまいと決意する。そんなある日、那覇のおばぁからの招待状が、古波蔵家と一風館の住人全員の所に届く。関係者全員が集った席で、突然おばぁは婚約を発表。かつて愛したおじぃのことも忘れないけど、これからは新しい恋に生きるという。
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