『本の雑誌』で2000年度の年間第一位となった佐藤正午の同名小説を映画化した感動のミステリー・ロマンス。一人の男が、何の前触れもなく姿を消した恋人の消息を追う過程でやがて恋人の真実の心に直面すると同時に、ほんの些細なことに思われた出来事が人生の大きな分岐点であることを知り深い悔恨と諦念を抱く姿を丁寧な筆致で描く。主演はお笑いグループ・ネプチューンの原田泰造。原作者とは20年来の友人であり、これまでフリーの助監督として活躍してきた竹下昌男の監督デビュー作。 優柔不断な男、三谷純之輔は、福岡への出張前夜、羽田に近いとの理由で恋人、南雲みはるのアパートに泊まることに。その夜、たまたま奇妙な名前のカクテルを飲みひどく酩酊した三谷は、みはるに介抱され、彼女のアパートへと辿り着く。みはるは三谷が明日の朝に食べるリンゴを用意するためコンビニへ出かけた。三谷を自分のアパートに残し、“5分で戻ってくるわ”と言っていた彼女だったが、そのまま戻ってくることはなかった。翌朝、みはるのことを気に掛けながらもそのまま出張へ向かった三谷は、何日経ってもみはると連絡が取れないことで、ようやくことの重大さに気づき、みはるの行方を探し始める。やがていくつもの謎が浮かび上がり、次第に思いもよらぬ真相が明らかとなっていく。
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