企画・脚本も担当した斉藤監督が、宮沢賢治の童話「よだかの星」や賢治の愛した花巻まつりなどを題材に、被災地・東北にエールをおくろうと製作した。花巻まつりは文禄2(1593)年、花巻開町の祖・北松斎を敬い、山車(だし)をひいて花巻を練り歩いたのが始まり。 「普通の生活の中で人間は必ず再生できるということを描きたかった」という斉藤監督。「震災後は多くの人が虚無感から逃れられずにいる。人間がその虚無感から脱出するのは、決して大きなきっかけとなる出来事ではなく、日常のちょっとした後押しがあればいいのかもしれない」とみる。 この映画を手始めに「みちのおくプロジェクト」を立ち上げ、毎年、宮沢賢治や陸奥をテーマにした脚本を国内外から募集、映画化する予定だ。
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