ジョン・ウィリアムズの長編第三作品目。「SADOテンペスト」は日本の縮図と言われる佐渡島が舞台。伝統芸能で有名な佐渡の能、そして鬼太鼓を盛り込み、テンペストを新しい切り口で描く。全てのロケを佐渡島で撮影した初の１００％佐渡が舞台の映画となった。 近未来の日本。政府に反抗するロックバンドがある日島流しされる。目が覚めるとそこは佐渡島だった。ボーカルのジュントクはメンバーが次々とこの世を去って行くなか、島に唯一生きる女性、ミランダの歌に惹かれて行く。それは完全に日本からなくなっていた能の歌詞だった。厳しい牢獄生活の中、ジュントクはその歌詞を追求する中、ついにその島で起こった出来事があきらか。その能の歌詞を使った新たなジュントクの楽曲は島、そして日本全体に革命を呼び起こす。