太平洋戦争時の沖縄で「瑞泉学徒隊」として徴兵された宮城巳知子さんが、自らの戦争体験を語るドキュメンタリー。当時17歳だった宮城さんは看護要員として戦場に駆り出され、悪夢のような日々のなかで友人の死も目の当たりにする。九死に一生を得て生き延びた宮城さんは戦後、小学校教諭として働き、結婚して家庭も築いたが、受けた衝撃の大きさから自身の体験を語ることはできずにいた。定年退職後の1989年、63歳の時に初めて人前で戦争体験を語ることができた彼女は、それ以降、300回以上の講演で繰り返してはならない悲惨な体験を後世に伝えている。映画は、89歳となった宮城さんの語りを収め、イメージ映像、沖縄戦線のアーカイブ映像なども交えながら、語り継ぐべき沖縄戦の真実を浮かび上がらせていく。監督は、日本の引きこもりを英国人監督が捉えたドキュメンタリー「扉のむこう」でプロデューサーを務めた齊木貴郎。
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