すべては、あるマンションの一室にひとつの小包が届いて始まった。女子大生の村上利恵（木築沙絵子）は、愛人の広川と激しくむさぼり抱き合っていた。熱く濃密に高まる二人の背後でTVに流れた映像。 それは、利恵の友人である元子（橋本杏子）からであった。元子が海辺のリゾートホテルからメッセージ・ビデオを利恵に送ってきたのである。冬場の客足が途絶える時期に、あるホテルが若者対象に無料招待のサービスをしているとのことであった。TV映像で無邪気な元子は利恵にホテルへ来るように誘うのであった。 それで、利恵は一人そのホテルへと向かうのであった。ホテルは「汀ホテル」という名であった。人気のないホテルのフロントには添田というボーイが一人いるだけである。添田は、利恵に一枚のカードを引かせる。利恵が引いたカードは「スペードのA」、添田の眼が一瞬怪しげに光った。 部屋に入った利恵は愛人の広川のことを想い、早々とオナニーに耽ってしまった・・・、激しく陰部を刺激する美しい指、官能の世界に浸って利恵は歓喜の表情を浮かべる。 そのあられもない姿を隣部屋の壁穴から覗くワイセツな視線が向けられていた。利恵の痴態を高揚した眼差しで視姦する主は添田であった・・・。