昭和52年、稲福スミ子(板谷由夏)の娘・美由紀(熊田聖亜)は6歳の幼稚園生。ある日、幼稚園の健康診断の結果を受け取ったスミ子は美由紀の血液型が“A型”と記載されていることに不穏な気持ちを抱く。クレーン運転士の父・茂美(ゴリ)はB型。母・スミ子はO型。B型とO型の夫婦からA型の子どもは生まれない…。家族全員が血液型検査を受け直した結果、やはり美由紀はA型であり「夫婦の子ではない」と判明。2人は出産した病院に問い合わせ、本当の娘は近くの町に住む板金業を営む島袋清徳(光石研)と公子(西田尚美)の長女・初美(庵原涼香)だと判明する。この悲劇の理由…それは、“看護婦による赤ちゃん取り違え”。2組の夫婦は本当の子ではない娘を6年間愛し育ててきたのだ。そして、次に突きつけられたのは「子どもを交換するか否か」という選択肢。取り違え事件のニュースはすぐに東京のマスコミも知ることになり、出版社の記者・奥野修司(滝藤賢一)は、取材を開始、以来35年間この親子を追い続けることになる。
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