西暦2099年、人類は反物質を実用化しその活動範囲は太陽系全域にまで広がっていた。そんなある日、突如現れた謎の巨大生命体が地球に向かって飛来する。宇宙艦隊による防衛活動も失敗し、地球の運命は人材派遣会社のOL、柊美佳と望月リラの二人に委ねられた。 日本初のフル3DCG長編作品との触れ込みで発表された本作は、1998年(平成10年)11月7日にWOWOWにてプレミア放送された。 予算は2億円、完成時期は制作発表の数か月後とあらかじめ限定された条件の中で、予算と製作費用を節約する手法としてフィギュアニメーションというコンセプトで製作された。この用語は徳田による造語であるが、登場人物を人形に見立てて動かすというものであり、当初から細やかな人間らしい動きを追求することをやめている。結果、6名のCGスタッフにより9か月間で本作は完成した。 キャラクターデザインのイメージは脚本化の伊藤和典からの指示は、『機動警察パトレイバー』の登場人物に例えて、柊美佳は香貫花・クランシー、望月リラは泉野明というものだった。
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