被爆直後の長崎で救護所として割り当てられていた新興善小学校で、大勢の被爆者たちを看護した医療従事者たちや、惨状を目撃した当時の小学生たちの生々しい体験に関する証言をまとめた短編記録映画。「原子爆弾の効果」という専門家による当時の記録フィルムを活用しながら、50年前のあの日、一瞬のうちに死の街と化した長崎はどんな様子だったのか、原子爆弾がどのように人間を殺傷し、生命と人類の尊厳を奪っていったのかを、貴重な証言映像でつづっていく。演出・脚本は吉川透。教育映像祭最優秀作品賞(文部大臣賞)、日本紹介映画・ビデオコンクール優秀作品賞をそれぞれ受賞。97年度キネマ旬報文化映画ベスト・テン第7位。
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