メアリー・シェリーによる古典怪奇文学を元とした、TVスペシャルアニメ。 英国のスノードン地方。土地の科学者ビクトル・フランケンシュタイン博士は、死者の体に命を吹き込んだ人造人間を創造する。だが落雷の力で蘇生した人造人間は醜怪な巨人で、自らの出生を呪う。スイスに逃げた博士を追う人造人間は、警察官ベルボ警部に追撃され、アルプスの山奥へ避難した。やがて人造人間は、運命的に博士の娘エミリーや、盲目の老人と遭遇。次第に人間らしい心を宿すが、フランケンシュタイン博士とベルボ警部は人造人間の抹殺を図っていた。 1980年のTV特番アニメ『闇の帝王 吸血鬼ドラキュラ』の成功を受けて東映アニメーションが再び企画製作した、夏の怪奇ものスペシャル第二弾。キャラクターデザイン&作画監督・芦田豊雄のシャープな描線に加えて、監督・芹川有吾による黒ベタを多用した画面作りなど独特の作風が鮮烈だ。
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