警視庁鉄道捜査隊東京駅分駐所に所属する鉄道捜査官・花村乃里子(沢口靖子)は、中学時代の同級生・水谷美香(横山めぐみ)と偶然再会。分駐所で昔話に花を咲かせる中、雑誌記者をしているという美香が、その日、風邪で早退した課長・野川一郎(筧利夫)のことを妙に気にしていたのを見て、乃里子は少し違和感を覚える。 翌日、風邪を理由に数時間遅れで出勤してきた野川に、静岡県警の刑事たちが事情聴取にやって来た。その日の朝、熱海駅に到着した伊豆急行リゾート21の列車内で、ホステス・片桐朋子(かでなれおん)の変死体が見つかり、その重要参考人として野川が浮かんでいたのだ。静岡県警の刑事たちは、野川が仕事をサボって不倫旅行に出たあげく、朋子を殺害したと決めてかかっており、被害者が宿泊していた伊豆高原のホテルの監視カメラに野川の姿が映っていたと問い詰める。だが、野川は昨日から体調を崩して自宅で休んでいたと主張し、心配する乃里子にも何も語ろうとしない。 野川の無実を信じる乃里子は、独自に捜査を開始。確かに野川は朋子の宿泊先を訪れており、2人で柳沼真治(志村東吾)という人物の墓参りに行ったことがわかる。柳沼は4年前、当時捜査一課にいた野川が、強盗事件の容疑者として取り調べをしていた人物。柳沼には勤務先の人材派遣会社社長・富永健一郎(野村宏伸)に脅迫状を送りつけ、現金10億円を奪い取った疑いがかけられていたが、取り調べの合間に行方をくらまし、故郷の伊豆で投身自殺していた。だが、真治の母・洋子(山口果林)は訪ねてきた乃里子に対し、「野川が息子を殺した」と敵意をむき出しにする。 そんな中、乃里子は殺された朋子の部屋から、弁護士の谷浜康雄(春田純一)の名刺を発見。手がかりを求めて、谷浜とその妻・梨絵(山下容莉枝)が営む法律事務所を訪ねる。だがその矢先、「野川こそが朋子殺害犯だ」と告発する記事が写真週刊誌に掲載され、その中に野川と朋子の衝撃的な密会写真が載っていた!!
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