織田信長(渡辺謙)は、尾張一円を支配していた織田信秀(千葉真一)の嫡男として生まれた。若い頃から奇矯の振舞いが多く、母の戸田御前(司葉子)はどちらかというと次男・信行(坂上忍)の方をかわいがった。周囲から、うつけ者扱いされていた信長の将来性を見抜いたのは、美濃城下の楽市を仕切るお今世(十朱幸代)だった。 家老・平手政秀(若山富三郎)は、信長を妻帯させるべく努力したが、信長は敵国美濃の斎藤道三(松方弘樹)の娘・お濃(名取裕子)なら妻に迎えると言い出す。織田家からの申し入れに対し、意外にもお濃は即座に応じた。信長と対面した道三は、うつけとされる信長の、真実の姿に舌を巻いた。信秀の没後、織田家の棟梁となった信長は、破竹の勢いで覇道を歩み始める。 渡辺謙主演の新春大型時代劇スペシャル「織田信長」。5億円もの巨費を投じ、延べ出演者8000人余、延べ300頭の馬が画面を縦横に走りまわる。一代の風雲児“織田信長”が、尾張のうつけと呼ばれたころから始まり、桶狭間から美濃攻め、浅井・朝倉攻め、叡山焼討ち、長篠の合戦など数々の戦いに勝利を収めていく。そして、安土の地に空前の巨城を建設して、名実ともに天下の覇者となるまでの30余年を様々なエピソードを交えて描く。 渡辺謙の破天荒な“織田信長”はまさにはまり役。そのほか松方弘樹、真田広之、根津甚八、千葉真一、若山富三郎、十朱幸代、かたせ梨乃、藤真利子、加納みゆき、司葉子、名取裕子など超豪華キャストが勢ぞろいした。桶狭間の戦いでの信長の馬上での雄姿、きらびやかな女優陣の衣装、そして制作費1500万円の安土城天守閣100畳敷きの大広間と空中能舞台の威容、どれをとってもすべて桁外れの超大作時代劇だ。
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