東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県大槌の赤浜で暮らす漁師を主人公に、海と生きてきた誇り、ふるさと再生への意地を描いたドキュメンタリー作品。弁天様をまつる蓬莱島が浮かぶ町、岩手県大槌の赤浜。その土地で生まれ育ったロックを愛する漁師・阿部力は「漁師は水揚げしてなんぼ」をポリシーに海で体をはって生活をしている。震災により町を「土色の壁のような波」が襲い、最大22mの津波と火災により、死者・不明者1280余人、町の85%が喪失。国と県は、5階建てビルと同じ、14.5mの高さの巨大防潮堤で海岸線を囲う復興計画を決める。津波で家族を亡くした「赤浜の復興を考える会」会長の川口博美は「自然をないがしろにして復興はない」と国の提案を拒否。手間ひまかけて育てたワカメ、昆布、ホヤ、牡蠣を、消費者に届けることに心血を注ぐ道を選択する。
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